KOMとは、自転車ロードレースでは、山岳部門を制した選手に与えられる山岳賞(KOM:king of mountain)です。
ツール・ド・フランスでは、このドット柄(マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ)です。。。かっこいいですね。
知らなかったのですが、グランツールでの山岳賞ってジャージも呼び名も違うんですね。
- ツール・ド・フランス:マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ
- ジロ・デ・イタリア:マリア・アッズーラ
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:モンターニャ
なぜに私がKOMをとったど?
自転車ロードレースに出場しなくてもKOMはとれます。
そうです、アプリ上でレースが可能なSTRAVAです。
http://rideand.com/2017/02/28/post-703/
STRAVAでは、区間で最もタイムが速い人に与えられる称号で、男性はKOM(king of mountain)、女性はQOM(Queen of the Mountain)と呼ばれています。山岳区間だけではなく、ダウンヒル区間も同じ呼名なので、要するに区間最速者に与えられる称号です。
KOMを意識
その峠は、自宅からは近いのですが、いつもライド後には、上る気もなく別ルートから帰ってました。峠の場所はこちらです。
まさにブラストの横。住宅街には不自然な激坂ですw
登りだしは10%はあるのでは?
ヒルクライム:阿武山激坂
距離 0.7km
平均斜度 6%
※まさに穴場なスペック
7月23日(日)、ライドがすこしユルかったので、激坂から帰ろうと思いました。軽い気持ちでアタックして、STRAVAを見ていると、2位じゃないですか。しかも2秒差。シングルすら、これまで、穴場でも1回だけの経験。ましてや、KOMなんぞ、夢のまた夢。
これは、いくしかないとフツフツと闘志が。
初めてのKOMへの挑戦
7月25日(火)、仕事から早く帰ってこれたので、我慢できずに、深夜のアタック。
全力でアタックしたのに、2:16で同タイム。。。STRAVAでは、2人ともKOMですが、微妙な心境です。2秒差をつめることができなかった。完全に油断しました。夜なので、サイコンも見えないし、距離も長くないのでラップも計測せず。。。。最後、もう少し踏んどけば、踏んどけばと、仕事中も気になるW
すぐに再チャレンジするしかない。
現実を直視してKOMへの挑戦
7月27日(木)、この日も早く帰宅できたので、チャンス到来。今回は、TT前に、他の坂でアップして、すこし体を温めて万全の体制で挑みます。
たった700m。すべて全力でいく決心です。
が、出だしの激坂、、、全力すぎて、たった50mほどで脚は売り切れ、、、その後、斜度が緩まるところでアウターで最後の力を振り絞るも、すでに感覚がない。その後の、緩い勾配をダンシングで気合いで乗り切ろうとすると、今度は、心臓なのか肺なのかが分からないほど、バクバク。。。尋常じゃ無い挙動にビビるも、さらに踏み込むが、もう力が全く出ない。。。最後は、ヘロヘロで垂れまくりピークまで。完全にペース配分ミスです。700mなのにw もちろん、KOMには及んでないと思った。
その後、2度目の挑戦を決意するも、脚が相当だるい。たった700mなのに。
と、思っていると、ポツポツ、、、、やがて豪雨へ。
もはや、コントレベルの展開から、自宅へ向かいます。
激坂を通って、、、でも、全く力が入らない。密かに豪雨でのKOMを狙っていましたが、全力ってこういうことなのね。よい勉強になりました。たった700mでも、全力でトライすると体がいっちゃいますw
失意のなか、自宅にたどり着く。
STRAVAをアップして、念のため確認。
えっ、KOM!!!!!!!
2:07
9秒もつめれてる。
びっくりです。
その後は、気持ちよく午前1時まで、豪雨にさらされた愛車の掃除ですw
山岳王から、皆様へ
山岳賞ジャージを、1週間は堪能させてください。
チームの皆様、全力でTTしないで下さい。。。ブラストメンバーに全力で挑戦されたら、私は、シングルすらも危なくなるw
冗談はさておき、本当のレースでも山岳賞をとりたいものです。
このエントリーが正夢になりますように。
ブラストのお膝元なので見山の郷からの帰りのアタックで1~10位までブラスト練メンバーで固めるのはどうですか?