ビンディングペダルにすると引き足が使えるとか、立ちコケして危ないとかメリットやデメリットが語られます。簡潔にピンディングペダルを導入すべき理由をお伝えしたいと思います。
ペダリングの効率が上がる
それだけかという声が聞こえてきそうですが、それだけですw 引き足が使えるのも、力が逃げないのも、結果、すべてはペダリングの効率が上がります。もちろん立ちコケの危険性はあるし、お金もかかるので、ペダリングの効率を上げる必要がなければ、ビンディングを導入する必要はないと思います。なぜ効率が上がるのかと言えば、「正しい位置に足を固定してくれる」からです。足裏の「母指球」あたりの最も動力を伝達できるラインと、ペダルを一致させることで、力を逃がすことなく推進力へ変換できます。長く走れば走るほどフラットペダルでは固定することが不可能ゆえにビンディングペダルとの効率は歴然です。さらに固定されているがゆえに、引き足も使えます。脚を回すようにペダリングができるようにもなります。
ビンディングペダルのおすすめメーカー4社比較
シマ(SHIMANO)
日本 |
ルック(LOOK)
フランス |
タイム(TIME)
フランス |
スピードプレイ(SPEEDPLAY)
アメリカ |
|
上位機種 | デュラエースPD9000 | Keo ブレードカーボン(チタン) | エックスプレッソ12 | ゼロ チタン |
重量 | ペア248g | ペア190g | ペア154g | ペア164g |
クリートのフローティング角度(左右の合計) | 赤色0度
青色2度 黄色6度 |
黒色0度
灰色4.5度 赤色9度 |
10度 | 15度
※15度の中で1度〜15度で調整できます |
価格 | 23,005円 | 37,000円 | 37,000円 | 41,800円 |
特徴 | 普及率、コストパフォーマンスNO.1。 | ビンディングペダル生みの親。 | 唯一無二の履き心地 。 | ビンディングペダルの革命児。 |
SHIMANOの特徴
日本が世界に誇るSHIMANO、普及率NO.1です。ロードバイクショップならどこでも扱いがあるため、いざという時の安心感もあります。品質が高いので、耐久性も高い。さらにコストパフォーマンスもよく、他のメーカーと比べると安いです。それゆえ、まずはSHIMNOを買う人が多いし、耐久性の問題から、結局SHIMANOに戻る人も多いです。唯一のデメリットといえば、他の人もほとんどシマノということでしょうか。
LOOKの特徴
ビンディングペダルを初めてつくったメーカーです。ゆえにSHIMANOもLOOKから特許をもらってSPD-SLを製造しております。それゆえ、形もSHIMANOに似ていますが、こちらが元祖ですw 踏み面が大きかったり、フローディング角度が大きいことから、SHIMANOよりは履き心地がよいと言われている。デメリットはSHIMANOより高額なこと。
TIMEの特徴
タイムの開発者は、元LOOKの人で、完全固定にすると膝に良くないからフローティング機構を取り入れるべきとの想いを持っていた。しかしLOOKでは実現ができなかった為、TIME社を設立したという経緯がある。タイムのペダルは足を扇状(他メーカーはこれ)に動かすことに加え、左右方向にも動きを持たせている。これにより膝への負担を軽減している。メカ的で、デザインがかっこいいのも特徴です。デメリットは、クリートの減りが早いことである。
SPEEDPLAYの特徴
他のメーカーとは一線を画すデザインで、バネを利用して角度を強制しないため、膝への負担を画期的に軽減してくれます。スピードプレイ独自の「フリーフロートシステム」で、角度も0度〜15度までを自由に設定変更できる。他メーカーとは違い、両面キャッチ構造なので、瞬間的に外してはめることも可能です。外れやすいこともあり、立ちコケも一番心配がないと思います。プロ選手が、スポンサー外で、自費購入したり、監督や選手がチームのペダルを変更するなど、レース業界では評価が高いです。デメリットは高いことでしょうか。クリートも他社メーカーと比べれば2倍近い金額で、かつ消耗も激しいと言われていますが、消耗についてはクリートカバーが標準で装着されるようになっているので、問題ないかと思います。
以上、ビンディングペダルのおすすめメーカー4社です。すこしでも参考になればと思います。